WEB集客できない理由7つと事例解説【新時代に事業成功するためのサービスの探し方】

インターネットを活用したビジネスが増えている現在、新たな集客方法としてWEB集客が加わり、多くの人がオンラインを通じて顧客づくりをしています。WEBを活用して集客することは、従来のやり方とは異なり、広範囲からお客様を集めることができるので大変おすすめです。

また、WEB集客をひとつの事業として捉えている企業や個人事業主が多く、たくさんの成功事例が出ています。一方で、競争率が高くなっているため、「思っていた以上に集客ができない…」と、苦戦をしている方もいます。

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私も、初めはWEB集客ができない日が続きました。

WEB集客は、投資費用を安くすることができるので気軽に始めやすいメリットがありますが、WEB集客を成功させるためには、最初の1年~2年間が大変です。

しかし、自社WEBサイトに直接集客できるようになると広告宣伝費を削減できたり、ショッピングモールシステム(Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど)の利用手数料がかからなくなります。

また、WEBサイトとしての価値が高まると、他社から「広告掲載させてほしいのですが…!」などの依頼が入りますので、スポンサーがつくことも期待できます。

本記事は、こんな方に読まれています!

  • 自社ECサイトがあるのでお客様と直接取引したい
  • 有料会員サイトの会員数を増やしたい
  • 自社WEBサイトやSNSを通じてファンを獲得したい
  • 広告掲載する企業を募りたい

本記事では、WEB集客ができない方向けに、「WEB集客ができない理由7つ」と解決するためのアドバイス、WEB集客が上手だと思う自社WEBサイトとYouTube動画をピックアップし事例解説をしています。

最後に、現在テクノロジー時代に突入していますが、当社が得意とするWEB・ITの視点から、【新時代に事業成功するためのサービスの探し方】について考えを掲載しています。

目次

WEB集客ができない理由7つ

独自でWEB集客をしている方向けに、WEB集客ができない理由7つと解決策となるアドバイスを提示しますので、参考にしていただければと思います。

WEB集客ができない理由7つ

  1. 販売促進ばかりしている
  2. WEB集客用の「無料コンテンツ」が満足できなかった
  3. オリジナルの商品やサービスのWEB集客から始めている
  4. 収益化したい商品やサービスの内容が有料級ではない
  5. SNSを使った拡散(SNS集客)ができていない
  6. 有料広告を利用していない
  7. WEBマーケティング力の不足

それでは、詳しく見ていきましょう!

【WEB集客できない理由1】販売促進ばかりしている

1つ目のWEB集客ができない理由として、販売促進ばかりをしていることが考えられます。WEB集客をする際、収益化にしたい商品やサービスを決めたり、目的を持って行動しますが、いつも売りたい商品ばかりをアピールしていると、視聴者に無視されてしまいやすくなります。

売りたい商品などに「関連すること」を探して、視聴者の知りたい情報や楽しめるコンテンツを無料で提供することがWEB集客です。

たとえば、音大生でクラシック音楽「オペラ公演のチケットを売りたい歌手」が、WEB(SNS)で集客をするために、「歌」に関連して、J-POPの人気曲をカバーして路上ライブで歌い、YouTubeを使ってライブ配信をしています。また、「クラシック音楽」に関連して、家族と一緒にクラシック音楽の名曲を、ピアノ連弾で演奏をしてピアノファンを集客したり、さらに「家族」に関連したコンテンツを作って、ファミリー層の集客につながるよう工夫をしています。

オペラ(クラシック音楽)は、ニッチな分野であるため、WEB集客の結果が出にくい場合があります。ですから、J-POPのカバー曲を取り入れてみたり、掲載済みの無料コンテンツに関連して、話題を広げてコンテンツ企画することは大変良いことです。

【WEB集客できない理由2】WEB集客用の「無料コンテンツ」が満足できなかった

2つ目のWEB集客ができない理由として、無料コンテンツの内容が満足できなかった…ということが考えられます。

「無料コンテンツが満足できない」ということは、企画力に問題があるということです。逆に、無料コンテンツが視聴者のためになれば「面白いコンテンツだね!」と満足に繋がり、「その続きを見てみたい」「メンバーになりたい!」「この商品が欲しい」などと、視聴者は次の行動に入ります。そう考えますと、WEB集客用の無料コンテンツの企画は「視聴者を一番に考える必要がある」ということがわかります。

たとえば、子供を対象にしたいとすれば、子供が興味あること・喜ぶこと・知りたいことなどを探して、無料コンテンツの企画に組み込んでいます。

このように視聴者を一番に考えてWEBサイトの運営をしていると、「質の高いサイトである」とGoogleやYahoo!に評価してもらうことができます。※参考:Google Developers「質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス」

質の高いサイトと評価してもらうために施策することを「SEO対策」と言いまして、とても大切なことですので、資料を添付します。

SEO対策とは?

SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンのオーガニックな検索結果において、特定のウェブサイトが上位に表示されるよう、ウェブサイトの構成や記述などを調整することです。

※参考:Wikipedia「検索エンジン最適化」

YouTubeなどのSNS運営をする際も、SEO対策を考えることが多々ありますので、理解しておきましょう。

また、質の高いサイト・コンテンツとして良い評価を受けるためには、視聴者の検索意図をしっかり考えることが必要です。

検索意図を決めると言いますと、検索エンジンに入れるワード(キーワード)を真っ先に思い付きますが、その前に決めることがありまして、最初に決めることは、対象となる人とお題です。これを「ペルソナ(ターゲット)」と「テーマ」と言います。

なお、ペルソナ・テーマを決める順番は、状況によって異なります。

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ここから、参考例と共に解説します。

子供用のおもちゃ「しりとりゲーム」を販売したいとします。対象年齢は5歳。すぐに思いつくワードは、「子供」「しりとり」「ゲーム」「おもちゃ」です。

しかし、まだ5歳の子供はお金を持っていないのと、まだインターネットを使った調べものができない場合が多いです。ですから、今回は、子供に見てもらうためのコンテンツを作るのではなく、他の人を対象にしたいので、「ペルソナ」から決めます。

上記の状況から、商品を購入する人・WEB検索をする人は「親」になります。そして、家計をやりくりしている人が「お母さん」であることも多いので、今回のペルソナは「母親」にします。

ちなみに、「ペルソナ」は、年代、性別、職業、悩み、欲求、住んでいる地域など、細かく決めるこもあります。

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その次に、「テーマ」を考えます。

子育てをする母親は、「毎日、忙しくて時間がない」「お金がない」という2つの悩みを持っています。

そこで、「無料」「安い」などの単語であれば、反応しやすいのではないか?という予測ができます。それに加えて、「簡単」「楽チン」「誰でもできる」などの言葉も、いつも時間がない母親が興味を示しやすいのではないでしょうか。

このことから、家庭、子育て、食べ物、便利グッズ、日常に関わる役立つ情報…などを、テーマにすると良いと思います。たとえば、「食べ物」というテーマですと、「お弁当」「夕飯レシピ」などを紹介するコンテンツを作るということです。

【WEB集客できない理由3】オリジナルの商品やサービスのWEB集客から始めている

3つ目のWEB集客ができない理由として、オリジナルの商品やサービスのWEB集客から始めていることが考えられます。

自社でオリジナル商品やサービスを開発し販売する場合、まだ一般的ではないものを販売するので難易度が上がります。オリジナル商品などの集客は、テレビCMを出すことや、WEB広告の掲載をすることを採用する方が良いと思います。

「CMや広告は予算がかかるので、やっぱりコンテンツを作って販売促進をしたい…!」という方は、オリジナル商品を売るために、敢えて一般販売している商品を使ってWEBコンテンツを作ることで集客する方が良いです。様々なコンテンツを作って、WEBサイトに訪問するファンが集まったら、オリジナル商品やサービスの紹介をする二段階方式にします。その理由として、一般販売している商品は、既に多くの人が知っているので、安心して手に取ってもらいやすいからです。

たとえば、オリジナルの「レトルト食品」を売りたい場合、既にスーパーに売っているレトルト食品を使って、アレンジ調理法を教えたりすると、視聴者としては、「近くのスーパーで買える商品だし、簡単にできそうだからやってみようかな?」なんて思ったりします。

そして、「レトルト食品」というキーワードを使用したコンテンツを複数つくります。キーワードによりますが、ブログ掲載の目安で言いますと、大体10~20本ほど制作します。

キーワード選定としては、「レトルト食品 人気 ハンバーグ」「レトルト食品 常温 夏」「レトルト食品 スーパー」という感じで、内容をずらして選びます。こうすることによって、「レトルト食品」に強いWEBサイトの構築ができます。このように、視聴者の検索意図に合わせてキーワードを選ぶことも、SEO対策のひとつです。

【WEB集客できない理由4】収益化したい商品やサービスの内容が有料級ではない

4つ目のWEB集客ができない理由として、収益化したい商品やサービスの内容が有料級ではない…ということが考えられます。

お客様の目線で考えると、お金を出すということは、金額の大小問わずシビアになる部分です。サービス・商品の内容が、「有料級の品質になっているか?」ということを確認してみましょう。

そして、ここで気を付けたいことがありまして、商品は有形なので品質の確認がしやすいですが、サービスは無形なので、内容をしっかり検討する必要があるということです。

たとえば、サービスですと、オンラインサロン・会員制サイトなどがあります。

オンラインサロン・会員制サイトによくある失敗例として、「WEB集客用の無料コンテンツの内容が良かったので有料版の会員になってみたものの、有料版の中身がすっからかんで、すぐに退会した…」という、視聴者の話を聞きます。ですから、有料でも買い続けたくなるような魅力的なサービス内容になるよう、しっかり検討していきましょう。

【WEB集客できない理由5】SNSを使った拡散(SNS集客)ができていない

5つ目のWEB集客ができない理由として、SNSを使った拡散(SNS集客)ができていない…ということが考えられます。

SNSを活用すると、自社WEBサイトへの集客も早くなります。ただし、SNSは利用者人数や利用者層、その他特徴がありますので、欲しいお客様層(ペルソナ)などによって使い分けをしましょう。

ここでは、「SNS利用者人数ランキング(日本人)」の1位~10位、SNSの特徴5つを紹介します。

1位LINE9,200万人
2位YouTube6,500万人
3位note 6,300万人
4位X(Twitter)4,500万人
5位Instagram3,300万人
6位Facebook2,600万人
7位TikTok1,690万人
8位Printerest870万人
9位Linkedin200万人
SNS利用者人数ランキング(日本人)

下記にて、YouTube、X(Twitter)、Instagram、Facebook、TikTokの5つの特徴について説明します。

SNS集客1:YouTube (ユーチューブ)

WEB動画を配信するプラットフォームはいくつかありますが、その中でも圧倒的に人気を集めているのがYouTubeです。また、YouTubeは「ストック型」でコンテンツが蓄積される特徴があり、アーカイブから情報を引き出せる強みを持っています。

「検索意図を考える・タグ付け・タイトル・説明文」など、わかりやすく整理整頓しておくと、YouTube内の検索エンジン、またはGoogle検索エンジンで、視聴者をスムーズに目的のWEBコンテンツへ誘導できます。

投稿頻度の決め方は、開設当初は1日1投稿している方が多いですが、週2本、週3本など、それぞれが最初に決めて制作に取り組んでいるようです。

そして、ここ最近は、テレビで芸能活動をされていた方もYouTubeに参入していますので、無料コンテンツの品質が高くなっています。企画の段階から、放送作家やディレクター、プロデューサー、動画編集者を付けるなど、チーム体制にしてコンテンツ制作をしています。

SNS集客2:X(エックス) (旧 Twitter ツイッター)

X(Twitter)の特徴としては、ビジネス系に向いているので、経営者の方・個人事業主の方がよく閲覧しています。

そして、X(Twitter)は拡散力が強く、何十万人というユーザーに短時間で情報を広めることができます。ただし、匿名登録ができる分、無責任な情報を流すユーザーがいるので、視聴者自身が「正しい情報かどうか?」を見極める必要があります。

文字数が140文字(半角で280文字)までなので、投稿頻度を1日5回~10回と、多めに設定している方が殆どです。サブスクリプション契約で、4,000文字投稿ができる方は、もう少し投稿回数を減らしても良いと思います。

SNS集客3:Instagram (インスタグラム)

Instagram(インスタグラム)の特徴としては、魅力的な写真や動画の投稿をすることです。女性のユーザー利用率が高いため、コスメ・ファッション・スイーツ・旅行・イベント…などのコンテンツが人気です。

ストーリーズ(通称:ストーリー)という機能は、24時間限定で写真や動画を投稿できるため、イベントやセールなどの限定的な告知に適しています。たとえば、「本日23時59分まで限定20%オフ」「ストーリーを見せたら100円引き」というサービス情報を出して、リピーター向けにWEB集客している事業者が多数います。

投稿頻度は、1日1投稿で時間設定をしているのをよく見かけます。

SNS集客4:Facebook (フェイスブック)

Facebookの特徴は、ほぼ実名登録であることです。現実世界の人間関係を、ネット上でも構築できるので信頼性が高いです。

リアルな世界で出会った人とネット上でつながっています。情報発信する側は、「友達が見ているから嘘の情報は流せない」と気を遣って発信します。

この信頼性という特徴を活かして、WEB集客を成功している企業もいます。また、企業の利用状況としては、80%を超えで、断トツでFacebookが人気です。

SNS集客5:TikTok (ティックトック)

TikTokは、ひとつの動画からすぐに拡散が起こりやすいという特徴を持っています。また、 動画の評価が高かった場合、その動画が再利用されて何度も「おすすめ」に表示されるので、継続して認知拡大できます。

1コンテンツあたり3分まで動画投稿できるよう時間が拡大したことにより、企業アカウントを持っている方にとっては、WEB集客用として使うメリットが増えました。

また、TikTokは、2022年の始まり頃はユーザーの平均年齢が17歳と言われていましたが、2022年中頃には平均年齢が34歳まで上がっているので、2022年時点ではWEB集客がしやすくなっています。

このように、WEB集客をする際は、各SNSの伸び時期に合わせて動くことも大事です。

【WEB集客できない理由6】有料広告を利用していない

6つ目のWEB集客ができない理由として、有料広告を利用していない…ということが考えられます。

今一番売り出したい商品やサービスを売り出すために、有料広告を使って自社WEBサイトに誘導するのは、とても有効的な使い方です。

ひとつ前に紹介した、SNSの利用者層などを検討して広告を出すことや、Google広告に掲載することがあります。

ここでは、Google広告であるリスティング広告、ディスプレイ広告の2タイプをご紹介します。また、WEB広告の注意点もありますので、ご確認いただければと思います。

リスティング広告

リスティング広告とは、「Google検索エンジンの上位をお金を支払って買う」ことです。

検索エンジンの表示件数が「10,000,000件」を超えるような競合の多いWEBコンテンツは、どんなにSEO対策をしても上位表示(ベスト10入り)ができないこともあります。そんな時は、リスティング広告を使って、検索エンジンの上位に引き上げてもらい、自社WEBサイトの情報を見つけやすくすることで、WEB集客につなげます。

リスティング広告の費用は1クリック制なので、視聴者が1回訪問する毎に○○円と決めたり、月単位で広告費用を支払っていくため、合計金額の上限も設定できます。

そして、検索エンジンの表示になりますので、必ずキーワードの設定が必要になります。視聴者に見つけてもらいやすいキーワードをリサーチしてから、リスティング広告の申し込みをしましょう。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、ブログ・WEBサイト・SNS・YouTube広告などに表示される広告の総称です。広告のバリエーションが豊富で、画像・テキスト・動画など…、これらを組み合わせた形式もあります。

当社もブログやWEBサイトに貼付け用の「Googleアドセンス広告」の審査を通過していますので、サンプルとしてお見せしますとこんな感じです。

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ディスプレイ広告の費用は、媒体によって様々ですが、1クリック○○円~の設定ができます。

ディスプレイ広告の仕組みとしては、視聴者の検索履歴を元に、関連性のある内容をAIが検出して表示するものです。

もう少し詳しく言いますと、自社WEBサイトに訪問した視聴者がすぐに購入できない状況でも、アクセスした履歴がGoogleに残っているため、万が一視聴者が他WEBサイトを閲覧しに行ってしまったり、検索を終了したとしても、他WEBサイトにディスプレイ広告が設置されていれば、自社WEBサイトがディスプレイ広告が表示されるので、他WEBサイトを経由して再度自社WEBサイトに戻ってこれます。戻ってきたタイミングで購入や申し込みにつながることが期待できる!という仕組みです。

WEB広告の注意点「ステルスマーケティング(ステマ)」

ステルスマーケティング(ステマ)とは、消費者には広告であることを隠して、商品やサービスを自然な形でSNSやWEB記事などで紹介してもらい集客する方法です。企業から宣伝の対価としてお金や商品をもらいながら、自らが普段から使っているように見せかけることは、消費者を欺く行為です。

一つ間違えると詐欺事件になりますので注意が必要です。

下記にて、参考記事を掲載しておきます。

消費者庁が現役インフルエンサー300人に行った調査では、約41%が「広告主からステマを依頼された経験がある」と回答。このうち約45%が実際に依頼を受けた経験があり、約64%が「ステマへの理解が低かった」との理由だった。

引用元:産経新聞

日本には、ステルスマーケティングを直接規制する法律はありませんが、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が、業界団体としての責任もあり、不正を防ぐ取り組みとしてガイドラインを制定しています。

SNSのフォロワー数が多いインフルエンサーや、影響力を持っている方に広告宣伝を依頼する際は、スポンサー契約していることや、広告であることがハッキリわかるようにしましょう。

【WEB集客できない理由7】WEBマーケティング力の不足

7つ目のWEB集客ができない理由として、WEBマーケティング力の不足…ということが考えられます。

実は、これまで紹介してきましたWEB集客ができない理由の1~6全て、WEBマーケティングのスキルが必要です。オペラ歌手の「関連」に対する考え方や、しりとりゲームで紹介した「SEO対策」「ペルソナ」「テーマ」、レトルト食品で紹介した「キーワード選定」、SNSの特徴、有料広告(リスティング広告)…など、WEBマーケティングの手法を交えて説明させていただきました。

WEBマーケティングのスキルを高めるためには、オウンドメディア(WEBサイト)の構築ができるようになると良いです。正直に言いますと、オウンドメディアのWEB集客は難易度が高いですが、SNS集客をするときに理解しやすくなります。

下記にて、オウンドメディア(WEBサイト)について説明します。

オウンドメディアとは

オウンドメディアとは、「owned(所有している)+メディア」という意味で、自社で所有しているメディアのことです。ブログ・コーポレートサイト・サービスサイトなどもオウンドメディアに属します。

オウンドメディア(WEBサイト)の構築が難しい理由

オウンドメディア(WEBサイト)の構築が難しい理由として、ひとつのコンテンツ作りをするにあたって思った以上に制作時間がかかることや、分析ツールの使いこなしが難しいこと、マーケティングや執筆のコツが掴みにくいこと、WEB集客ができるようになるまでの期間がかかることなどがあります。

実際に経験したことをお伝えしますと、1本のブログ記事を執筆するだけで何日もかかる場合もありますし、制作している時間よりも分析したり、考えている時間の方が長くなってしまうこともあります。

ただし、WEBマーケティングの力が付くと集客の自信が付きますし、応用も利きます。たとえば、ここ最近は、SNSだけで情報を取得する人が増えており、テーマなどによっては、SNSの方が集客が早い場合があります。その関係で、SNSとオウンドメディアの運営を同時に行うこともありますが、SNSの分析はオウンドメディアと似ていることが多々ありますので、理解しやすくなります。

オウンドメディア(WEBサイト)の更新頻度

オウンドメディアの更新頻度は、気を付けたいところで、最初のうちは週3回ペースの投稿にすることをおすすめしています。

その理由としては、Googleクローラーは常に巡回しており、検索エンジンに新しい記事のインデックス要請を頻繁しているWEBサイトは、「よく稼働しているWEBサイトである」と判断してくれるので、評価にもつながりやすくなるからです。

オウンドメディア(WEBサイト)の価値

オウンドメディア(WEBサイト)に載せるコンテンツは「資産」になります。SNSはいつサービス終了しても仕方がないのですが、オウンドメディア(WEBサイト)だけは、自社でサーバーやドメインを契約しているので、契約終了や震災などでサーバーが壊れない限り、基本的には「WEBサイトに掲載したコンテンツを失うことはない」です。

このように、オウンドメディアの潜在的な部分まで価値を理解している人は、WEBマーケティング人にディレクションを依頼したり、SEO対策などができるライターに依頼してコンテンツを作り続け、自社WEBサイトを育てています。

WEB集客が上手だと思うサイト紹介(事例解説)

当社が見て上手だと思う、WEB集客事例を3つピックアップしました。

今回は、オウンドメディア(WEBサイト)と、SNS(YouTube動画)を参考例として挙げています。

WEB集客ができない…という悩みを解決するために、ペルソナ、テーマ、キーワードも交えながら解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【WEB集客事例1】オウンドメディア「神田外語学院ブログ」

神田外語学院ブログ

1つ目のWEB集客事例は、語学専門学校が、自社WEB サイトのブログで発信をしています。アクセス数としては、6ヵ月後→約15万PV/月、9ヵ月後→30万PV/月を達成しており、2021年時点で65万PV/月まで成長しています。問い合わせ数も6ヵ月後→約50件/月を超えているそうです。学校・スクールを探す人は、検索エンジンを活用することが多いので、オウンドメディア(WEBサイト)で集客活動をすることが向いているということが分かります。

テーマは「語学」ですので、ペルソナは「語学を学ぶことに興味がある人」・入学検討中の「高校生」「社会人」になります。キーワードを語学に関連する「職業」に設定することで、学校卒業後の未来像をイメージできるような仕上がりになっているので、WEB集客のコンテンツ企画としては、とても良い事例だと思います。

たとえば、「通関士 になるには」というキーワードを使用して、「通関士になるには?なるまでの流れと最適な進路選択について解説」というタイトルを作っています。さらに、「通関士試験」「通関士試験 合格率」「通関士 英語」という関連キーワードも含めていますので、SEO対策もしっかり行われています。

【WEB集客事例2】YouTube「イメチェンチャンネル」

イメチェンチャンネル

2つ目のWEB集客事例は、YouTubeを使ってSNS集客をしている美容師さんです。

テーマは「美容」で、この動画のペルソナは「白髪とくせ毛に悩んでいる人」です。キーワードについては、「白髪 くせ毛」ですので、「白髪 くせ毛 髪型」「白髪 くせ毛になる」「白髪 くせ毛 多い」「40代 くせ毛 白髪 ヘアスタイル」など、対策方法を知りたそうなキーワードが、関連として出てきます。

タイトルが「【白髪 くせ毛さん】ずっと同じ美容院に通ってたのに理想が伝えられない…助けてください!」になっており、悩みを解決する他に、美容師への伝え方まで解説していますので、視聴者に対して配慮があるコンテンツ企画になっています。

【WEB集客事例3】YouTube「きまぐれクック」

きまぐれクック

3つ目のWEB集客事例は、YouTubeを使って集客をしている料理コンテンツです。YouTubeを副業で始めて、コツコツと動画づくりを積み重ねて専業になり、YouTube収入で自宅を建てて、撮影スタジオまで構えています。

料理コンテンツは食品・飲料業界に関連していることから、既にスポンサー企業(ア○ヒビール社)も付いています。このことから、知名度・認知度の高いYouTubeチャンネルやWEBサイトには、広告依頼などの連絡が入りやすくなるので、個人・法人関係なく平等にチャンスがあります。

YouTubeのハッシュタグが、「#生ジョッキ缶」「#スーパードライ」となっており、このチャンネルに関しては、スポンサーがいる関係だと思います。テーマは「シーフード」「魚介類」で、ペルソナは「魚介料理を作りたい人」「魚介類のさばき方を学びたい人」などになります。

キーワード選定は「アジ」「蟹」「エビ」などの、魚介類の名前を使うことが真っ先に思いつきます。「アジ」ですと、「アジ 捌き方 フライ」「アジ 捌き方 刺身 初心者」「アジ 捌き方 簡単」などが、分析ツールで出てきます。

ただし、今回の動画はひと工夫されており、キーワードが「自宅 旅館」ですので、「自宅 旅館気分」「自宅 旅館ごっこ」「自宅 旅館風」という関連キーワードも出てきます。

また、「旅館飯」というキーワードも確認してみますと、「旅館飯 献立」「旅館飯 レシピ」というのも、候補として上がって来ますので、「自宅で『旅館飯』作ってみた!」というタイトルは、検索意図に合っていますし、キーワードの組み合わせも良いと思います。

もう一つ、このチャンネルの良いところとして、魚介類の調理方法を教えているHow to系のコンテンツですので、トレンド系とは異なって、長期的に見てもらえる可能性が高いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

WEBという画期的なツールが出現して、直接集客することや、広告掲載をしたいスポンサー募集することが、誰でもできるようになりました。皆さんも、WEBを最大限まで活用して、ご自身のビジネスを伸ばしていって欲しいと思います。

以下にて、今回の内容を簡単にまとめます。

  1. 販売促進ばかりしている
  2. WEB集客用の「無料コンテンツ」が満足できなかった
  3. オリジナルの商品やサービスのWEB集客から始めている
  4. 収益化したい商品やサービスの内容が有料級ではない
  5. SNSを使った拡散(SNS集客)ができていない
  6. 有料広告を利用していない
  7. WEBマーケティング力の不足

WEB集客ができない理由は、一つひとつ確認していくこと以外見つけ出す方法がないので、ご自身のWEBサイトやSNSと照らし合わせてみてください。

その次に、WEB集客の成功事例をピックアップして、WEBマーケティングである「テーマ」「ペルソナ」「キーワード選定」を当てはめながら解説しました。どれも勉強になるWEB集客事例ばかりですので、参考にしていただければと思います。

WEBサイトの構築は、企業・個人事業主もひとつの事業として捉えており、年々競争率が高くなっています。しっかり計画を立ててから、自社WEBサイトやSNSを育てていきましょう。

最後に【当社の考え】新時代に事業成功するサービスの探し方

第四次産業革命

そして最後に、本格的なテクノロジー時代に入ろうとしている現在、「この10年以内に社会は大きく変化する」とも言われており、新しい社会の在り方が注目されています。IoT・ビックデータ・5G通信・AI・ロボット・VRなど…、私たちは、テクノロジーを上手く使いながら企業活動をして、時代と共に生きていくことになります。

テクノロジー時代に変わることを、「第四次産業革命」と言われていまして、平均して70年に一度のペースで起きています。既に、日本でも第四次産業革命は始まっており、プロジェクト名を「Society5.0(ソサエティ5.0)」と言います。

Society 5.0(ソサエティ5.0)では、主にAIを使った技術をメインとしていますが、最近のニュースを見ていると、「昆虫食」・「ChatGPT」などの話題が関連しています。

新しい時代に活躍できる仕事

今回の第四次産業革命では、働き方が大きく変化し、「テレワークを普及」「余暇時間を活用した労働」「ハイスキルな仕事も一部AIが代替」すると言われています。

※参考:内閣府「付図2-1 第4次産業革命のインパクト」

AIロボットが作業する分、人間に自由が増えますので、私たちは今一度、「自分がやりたいことは何か?」と、考えることになります。そして、自分がやりたいことが「働くこと」であるとしたら、人間が活躍できる仕事を通じて「働きがい」を感じていくことになるでしょう。そう考えますと、事業者として人材雇用を続けるのであれば、従業員が活躍できるような仕事を提供していくことが必要です。

じゃあ、どんな仕事を経営していけば良いの?

ということになりますが、最初に「日本が目指すSociety 5.0の社会」と、「プロジェクト内容」まで詳しく知ると、新しい社会に合った事業が見つけやすくなります。

先ずは、Society5.0の目指す未来像について知っていただければと思います。(全てのページの最後に、リンクボタンを設置しています。)

↓↓↓↓↓↓↓

※紹介記事:第四次産業革命【Society 5.0・SDGs・AIの関係性】AI時代に人間が活躍する事業

ということで、今回は以上です。

\ お問い合わせ受付中 /

WEB集客をしたい方、WEBサービスが上手くいかない…とお悩みの方、新規事業をはじめてみたい方、事業内容を見直したい方、DX導入の判断に迷われている方、その他 WEB知識を高めたい方…など、WEBやIT系以外のご相談も受付ていますので、お気軽にお問い合わせください。

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