インターネットを活用したビジネスが増えている現在、新たな集客方法としてSNS集客やWEB集客が加わり、多くの人がオンラインを通じて顧客づくりをしています。WEBを活用して集客することは、従来の営業の仕方と異なり、移動時間などが省けるので効率的で大変おすすめです。
また、WEBやSNS集客をしている企業の方が多く、たくさんの成功事例が出ています。一方で、競争率が高くなっているため、思っていた以上に集客ができない…と、苦戦をしている方もいます。

私も、初めはWEB集客ができない日が続きました。
SNS集客やWEB集客は、初期投資がほとんどかからず、気軽に始めやすいメリットがありますが、WEB集客を成功させるためには最初の1年目が大変です。
こんな悩みありませんか?
- 毎日、自社WEBサイトの更新をしているけど集客できない…
- SNSを開設したけど放置状態…
- ECサイトを作ったけど売上効果がない…など。
本記事では、WEB集客ができない方向けに、「WEB集客やSNS集客ができない理由と解決策」の説明をしています。
また、現在、WEB集客・SNS集客をしている6つの事例を参考に、上手いと思ったポイントを解説していますので、WEB集客のコツを掴んでもらえたらと思います。
最後に、当社が得意とするマーケティング視点から、テクノロジー時代に生きるための戦略として、「事業成功させるための新商品や新サービスの探し方」を公開しています。
WEB集客やSNS集客ができない理由と解決策
皆さんは、WEB集客ができない理由をご存知でしょうか?



SNSやってはいるよ。皆がやっている時代だからね。ただ、なかなか集客ができないんだよね……
という声をよく聞きます。
ここでは、SNS集客やWEB集客ができない理由として考えられることをまとめました。「自社WEBサイトやSNSが集客できない原因は何か?」ということを確認してもらいながら、解決策を提示しているので参考にしてみてください。
それでは詳しく見てみましょう!
1:WEB集客ができない理由「マネタイズ設計ができていない」
1つ目のSNS集客やWEB集客ができない理由として、「マネタイズ設計ができていない」ということが考えられます。
マネタイズとは、「収益化」のことです。どのように収益をあげるか?ということが課題となり、WEBの世界では、「無料サービスを収益化すること」がポイントになります。ですから、売りたいものだけをWEB上に掲載しても集客はできないので、工夫が必要になります。
WEB集客とは、売りたい物のためにWEBを使って「関連するコンテンツを経由して」集客をするのです。



以下のような状況は、「マネタイズ設計ができてないから、集客ができない」ということになります。
- ショッピングモールシステムに掲載しただけ
- ホームページを開設したけれど運用をしていない・ブログ更新は日常的な出来事のみ
- 営業・宣伝・告知ばっかり
- ショッピングモールシステムに掲載しただけ
ショッピングモールシステムとは、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどのECサイトのことです。「ショッピングモールに出店すれば、WEB集客ができる…」と認識している方もいますが、実際は自動的に売上に結びつくわけではないので、予め理解しておかなければなりません。
- ホームページを運用していない・ブログ更新は日常的な出来事のみ
- 営業・宣伝・告知ばっかり
WEBサイトやSNSは、お客様と企業をつなぐツールです。
しかし、「お得なキャンペーン情報」「○月○日は休業日」「来月のイベント情報」「今日はありがとうございました!の全員集合写真」…などの、日常的な発信ばかりですと、お客様がスルーする癖が付いたり、フォロー解除をしてしまうこともあり、逆に集客ができないことにも繋がるので、注意が必要です。
解決策1: WEB集客「収益化までの導線を作る」
マネタイズ設計をする際、無料コンテンツを使ってWEB集客を行いますが、収益化ができない…と悩んでいる人ほど、計画的に導線づくりをしていないということが考えられます。
そこで、予め3つほど知っておきたいことを紹介します。自社にとって最適な導線づくりをしましょう。
- 1つ目:ファンになってもらえるような仕掛け
- 2つ目:WEBサイトやSNSとつなげる経路を設計する
- 3つ目:複数のマネタイズ経路を持つ
1つ目:ファンになってもらえるような仕掛け
インターネットを利用する視聴者は、基本的に必要なことだけ調べるという行動しか行っていません。ですから、視聴者に興味を持ってもらい、「続けてコンテンツを見たい」と思わせるための仕掛けが必要です。
「視聴者のことを一番に考えた集客用のコンテンツづくりをする」ということに重点を置くと、WEB制作内容が明確になってきます。
そのなかでも、「価値ある情報」がお客様の心を動かしますので、質の高い集客コンテンツを作ることが必要です。コンテンツの質を上げて信頼性を高めて、そこで初めて自社が伝えたいことに耳を傾けてもらえるものです。
「コンテンツの質」を高めるポイントは、企画力・構成・SEO対策・視聴者役立つ情報・視聴者が楽しめる内容であること…などがあります。
また、SNSやWEBサイトは「知ってもらう場所」「興味を持ってもらう場所」なので、インパクトのある内容が集客につながります。ですから、「無料で公開はもったいない…」と思わずに、有料級の内容を敢えてWEB集客用のコンテンツとして使うと良い場合がありますので、公開範囲を計画的に決めましょう。
2つ目:WEBサイトやSNSとつなげる経路を設計する
本記事の中盤にある、「SNS集客・WEB集客の事例解説6つ」の集客事例5・集客事例6にて紹介していますが、自分のターゲットやテーマに沿って、WEBやSNSを上手く組み合わせて使っていくことで、より効果的なWEB集客ができます。
たとえば、コアなファンを選別するために、Twitterで集客してLINE登録へ誘導することができます。また、SNS上にいる住民をWEBサイトに誘導することで、次回以降は直接ホームページに訪問してくれる可能性もあります。
3つ目:複数のマネタイズ経路を持つ
事業を行う上で、いつも順調にいくとは限りません。記憶に新しいところで言いますと、コロナ禍で急に営業ができない状況になってしまったこともありました。そのような状況も考慮して、いくつかのマネタイズ設計を持って、日頃から活動していくと良いでしょう。
たとえば、観光業を営んでいた場合、観光事業用の設備を使って日常的なサービスの提供などを検討していくと、観光事業の他にもうひとつ経路ができるので、万が一のことがあっても、継続的な収益があるので企業が安定しやすいです。
これはWEB集客においても同じことで、「ここで売る」という目的はひとつですが、提供する内容を変えて2通りの集客活動をすると、事業の安定につながります。
解決策2: WEB集客「人がいるところから集客をする」
WEB集客をするにあたって、現在人がいるマーケットに集客しにいくことが必要です。極端ですが、今この瞬間に「流行っていること」に飛び込んで集客することはとても効果的です。
逆に、ニッチなテーマからWEB集客をすることは大変なので、自分が売りたい物から関連性のあることを辿って、消費者のニーズがある内容をテーマにすると良いでしょう。
たとえば、クラシック音楽「オペラ公演のチケットを売りたい歌手」がいた場合、WEB集客用のコンテンツとしては、今流行っている曲をカバーして、路上ライブをやりながら、YouTubeを使ってライブ配信をしたり、WEBコンテンツを作っても良いと思います。
また、 今流行っている曲をカバーしながら、歌い方のテクニックを解説して、集客コンテンツとしてアップしても良いのではないでしょうか。
2:WEB集客ができない理由「SNS・WEB運営が楽しくない」
2つ目のSNS集客やWEB集客ができない理由として、「集客用のコンテンツづくりが楽しくない……」と思っていることが考えられます。
集客用のコンテンツ制作しているときは、本当に売りたいものをアピールしているわけではないので、「楽しくない」と思うかもしれません。
また、WEB集客・SNS集客は、地道な作業をする日が続くので根気が必要です。ネット広告を出して、素早く集客する方法もありますが、それでも、日常的にWEB運用を行って、固定客を増やすものです。
解決策: WEB集客「チーム制にすること」
チームを組んでコンテンツ制作することで、運用が継続しやすくなります。また、SNSやWEB集客をプロジェクト化している企業も多数あり、コンテンツの質を上げるための戦略を徹底的に行っています。
収益化するためには集客が最も重要な課題になりますので、従業員や事業主様自らが積極的にミーティングに参加して、アイディアを出し合い、試行錯誤しながら一歩ずつ進めていくものです。
3:WEB集客ができない理由「ターゲットに合わせた設計をしていない」
3つ目のSNS集客やWEB集客ができない理由は、「ターゲットに合わせた設計をしていない」もしくは「設計ミス」です。
SNSやWEBでは、自分が言いたいことばかりを主張しやすくなります。インターネットの世界では、ユーザー(視聴者)は目的以外のことは目を向けないので、相手の知りたいことをよく考えてSNS・WEBでコンテンツを作っていく必要があります。
ここでは、集客コンテンツを作るときに必ずやること3つを紹介します。
解決策1:WEB集客方法「ペルソナ設計(ターゲット)」
先ずは、「どんな視聴者がWEBサイトに訪問するのか?」というペルソナ(想定読者)を考えます。
ペルソナ設計ができないと集客もできないので、非常に重要です。



ここから、参考例と共にペルソナを考えましょう!
子供用の「しりとりゲーム」のおもちゃを販売したいとします。考えられるのは、「子供」「しりとりゲーム」「おもちゃ」という単語です。
子供はお金を持っていないのと、まだインターネットを使った調べものができないと思いますので、品物を購入する人・WEB検索をする人は親になります。そして、家計をやりくりしている人がお母さんであることも多いですので、ペルソナ(ターゲット)として「母親」にします。
よく子供関係のビジネスは、「子供」に重点を置いてしまいがちですが、そこを敢えて「親」にすることがWEBで集客成功させるコツです。
解決策2:WEB集客方法「テーマ選定」



引き続き、「子供」「しりとりゲーム」「おもちゃ」を参考にしながら解説します。
SNS集客・WEB集客というのは、「情報発信によって集客をする」ことなので、相手に役立つことを教えてあげると信頼関係を築けます。
子育てをするお母さんは、「毎日、忙しくて時間がない」「お金がない」という2つの悩みを持っています。
そこで、「無料」「安い」などの単語であれば、反応しやすいのではないか?という推測ができます。それに加えて、「簡単」「楽チン」「誰でもできる」などの言葉も、いつも時間がないお母さんが興味を示しやすいのではないでしょうか。
- 「今晩の献立は手抜きしたい!超簡単だけど豪華に見える料理レシピ」
- 「100円ショップで売っている○○を使った便利なお片付け方法」
- 「5秒でデキる子供服のたたみ方」
- 「時間がないときに使える!子供用弁当の仕込み術」
- 「安いけど頑丈でカワイイ300円ショップにある、○○○アイテム!」
上記のように、お母さんをペルソナにしてWEB集客する場合、子育て関係や、便利なグッズに使い方、日常に関わる役立つ情報をテーマにすると人気が集まりやすいです。
解決策3:WEB集客方法「更新頻度を決める」
SNS集客・WEB集客を成功させるためには、初めに更新頻度を決めておかなければなりません。
特にSNSは、定期的な更新を行わないと、フォロワー(視聴者)がいなくなってしまうので、



今日はネタがないから更新できない…
ということだけは避けましょう!
たとえば、ツイッター(Twitter)のように文字数制限があるSNSは作りやすいので、1日5回~10回などの複数回で決めて投稿している人が多いです。インスタグラム(Instagram)は、画像編集があるので、毎日1投稿がよく見受けられます。
自社WEBサイト(オウンドメディア)にSEO対策のみで集客をする場合は、1週間に3本の記事アップが望ましいです。
4:WEB集客ができない理由「有料広告を利用していない」
4つ目のSNS集客やWEB集客ができない理由として、各SNSやWEBサイトの有料広告を使っていないことがあります。
日頃のSNS・WEB運営をしていく他に、ここ一番の時に大きく宣伝をする決断も必要です。ただし、媒体の種類が多いので、しっかり各社の特徴を理解してから、広告を入稿しましょう。
ここでは、3タイプの広告について紹介します。
解決策1:WEB集客方法「リスティング広告」
リスティング広告とは、「Google検索エンジンの上位をお金を支払って買う」ことです。
検索エンジンの表示件数10,000,000件を超えるような競合の多いWEBコンテンツは、どんなにSEO対策をしても上位表示(ベスト10入り)ができないこともあります。そんな時は、リスティング広告を使って、情報を見つけやすくして集客につなげます。
リスティング広告の費用は、1クリック制なので、読者が1回訪問する毎に○○円という計算方法になり、毎月の合計金額を上限設定することもできます。
解決策2:WEB集客方法「ディスプレイ広告」
ディスプレイ広告とは、ブログ・WEBサイト・SNS・YouTube広告などに表示される広告の総称です。広告のバリエーションが豊富で、画像・テキスト・動画など…、これらを組み合わせた形式もあります。当社もブログやWEBサイトに貼付け用の「Googleアドセンス広告」の審査を通過していますので、サンプルとしてお見せしますとこんな感じです。
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ディスプレイ広告の費用は、媒体によって様々ですが、1クリック○○円~の設定ができるGoogle広告が一番人気です。
「費用がかかるからディスプレイ広告の掲載はできない…」と思われがちですが、WEB集客の手段として活用した方が良いこともありますので、先ずは、ディスプレイ広告のしくみをしっかり理解しましょう。
特にGoogle広告は、視聴者の検索履歴を元に関連性のある内容をAIが検出して、ディスプレイ広告に表示するので、自社WEBサイトに訪問した視聴者がすぐに購入できない状態だったとしても、他WEBサイトのディスプレイ広告を通じて、再度自社WEBサイトに戻って購入や申し込みを行い、集客成功につながることもあります。
追記:WEB集客の注意点「ステルスマーケティング(ステマ)」
ステルスマーケティング(ステマ)とは、消費者には広告であることを隠して、商品やサービスを自然な形でSNSや記事などで紹介する販促方法です。企業から宣伝の対価としてお金や商品をもらいながら、自らが普段から使っているように見せかけることは、消費者を欺く行為です。
自力でWEB集客ができないという理由で、社会的に影響力のある人の発言を利用することは、事実とは異なるイメージを消費者に抱かせる行為になるため、良くないことではありますが未だにあとを断ちません。一つ間違えると詐欺事件になりますので注意が必要です。
下記にて、参考記事を掲載しておきます。
消費者庁が現役インフルエンサー300人に行った調査では、約41%が「広告主からステマを依頼された経験がある」と回答。このうち約45%が実際に依頼を受けた経験があり、約64%が「ステマへの理解が低かった」との理由だった。
引用元:産経新聞
日本には、ステルスマーケティングを直接規制する法律はありませんが、一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が、業界団体としての責任もあり、不正を防ぐ取り組みとしてガイドラインを制定しています。
5:WEB集客ができない理由「SNSやWEB集客ツールの選定ミス」
5つ目のSNS集客やWEB集客ができない理由として、自社に合わない集客ツールを選んでいることが考えられます。WEBのテーマや各SNSには利用者層がありますので、しっかり確認をしてからSNS集客やWEB集客を始めましょう。
集客事例にて解説していますが、何種類かのWEBツールを上手く組み合わせて、集客効果を高める方法もあります。事業内容や企業状況などにより、集客パターンをいくつも考えることができるのがWEBの世界です。
解決策1:WEB集客ツール「オウンドメディア(企業ブログ)」
オウンドメディアとは、「owned(所有している)+メディア」という意味で、自社で所有しているメディアのことです。企業ブログ・コーポレートサイト・サービスサイトなどもオウンドメディアに属します。ただし、多くの人が認識している通り、コラム・読みものコンテンツなどの「ブログ形式のWEBサイト」を指すことが一般的になりました。
オウンドメディアを始める企業様の意向として、「最終的に自社サイト(ブログ)でWEB集客ができるようになりたい」という共通点があります。



WEB集客が流行った経緯について
「テレビCMは高額で手も足も出ない…」と思った人が、企業ブログで情報発信をしてWEB集客を成功させたこともあり、中小企業の方こそがWEBビジネスのイメージが湧きやすい傾向があります。
オウンドメディア(企業ブログ)を育てていくことは、個人ブログよりも専門性がある内容として認められるので、WEBを通して集客がしやすいです。
オウンドメディア(企業ブログ)の価値
自社WEBサイトに載せるコンテンツは「資産」になります。SNSはいつサービス終了しても文句を言えませんが、オウンドメディア(企業ブログ)だけは、自社でサーバーやドメインを契約して保有するので、「WEB掲載したコンテンツを守ることができる」というメリットを持っています。
このように、オウンドメディアの潜在的な部分まで価値を理解している人は、WEBライターに依頼してでも企業ブログを育て続けています。
解決策2:WEB集客ツール「メールマガジン」
メールマガジンとは、追客(リピート)をしてもらうためのWEB集客方法です。WEB集客後に、お客様向けにコミュニケーションを取っていく方法なのでLINEに似ています。
お客様は一度商品やサービスを購入したとはいえ、きっかけがなければ再度WEBサイトに訪問しません。ですから、もう一度WEBサイトに足を運んでもらうために、メールマガジンを使ってWEB集客を行います。



メルマガは新聞折込み広告!
新聞折込み広告にスーパーのチラシが入っていますが、チラシによって今週の特売品を告知して、再来店に向けた営業促進をしています。それと似ているのがメルマガで、チラシは印刷代などが必要ですが、メルマガは費用をかけずに、メンバー様だけに密かにお知らせできます。
メルマガ送信の時間帯を設定して「先行販売開始!限定○台のみ」など、タイムセールなどをやっても良いです。
解決策3:WEB集客ツール「ソーシャルメディア(SNS)」
現在、テレビCMよりもSNSやWEBの方が集客効果が高まっており、事業を行っていく上で欠かせないものになっています。
1位 | LINE | 9,200万人 |
2位 | YouTube | 6,500万人 |
3位 | note | 6,300万人 |
4位 | 4,500万人 | |
5位 | 3,300万人 | |
6位 | 2,600万人 | |
7位 | TikTok | 1,690万人 |
8位 | Printerest | 870万人 |
9位 | 200万人 |
上記の表を見ると、日本人が好むSNSは、断トツでLINEが1位です。SNSによって視聴者層や利用方法が異なるため、人気がある6つのSNSをピックアップして、特徴などをまとめました。
解決策3-1:SNS集客ツール「Twitter (ツイッター)」
Twitterの特徴としては、ビジネス系に向いているので、経営者の方・個人事業主の方がよく閲覧しています。ですから、BtoBのWEB集客を検討している方は、非常に良い環境です。
特にTwitterは拡散力が強く、何十万人というユーザーに短時間で情報を広めることができます。
ただし、匿名登録ができる分、無責任な情報を流すユーザーがいるので、視聴者自身が見極める必要があります。
解決策3-2:SNS集客ツール「Instagram(インスタグラム)」
Instagram(インスタグラム)の特徴としては、魅力的な写真や動画の投稿をすることです。女性のユーザー利用率が高いため、コスメ・ファッション・スイーツ・旅行・イベントなど…、トレンドに敏感な女性に比重を置いた、BtoC企業のサービスや商品の訴求に親和性のあるSNSです。
Instagramの投稿種類の中でも、ストーリーズ(通称:ストーリー)は、24時間限定で写真や動画を投稿できる機能があり、イベントやセールなどの限定的な告知をするのに適しています。たとえば、「本日23時59分まで限定20%オフ」「ストーリーを見せたら100円引き」というサービス情報を出して、リピーターやファン向けにWEB集客しています。
解決策3-3:SNS集客ツール「Facebook(フェイスブック)」
Facebookの特徴は、ほぼ実名登録であることです。現実世界の人間関係をネット上でも構築できるので信頼性が高いです。
リアルな世界で出会った知り合いとネット上でもつながり、情報発信する側は、「友達が見ているから嘘の情報は流せない」と気を遣ってSNSを活用しますので、信頼性という特徴を活かしてWEB集客を成功している企業もいます。
また、企業の利用状況としては、80%を超えで、断トツでFacebookが人気です。
解決策3-4:SNS集客ツール「LINE(ライン)」
LINEはチャットコミュニケーションが特徴のSNSです。WEB集客効果も高く、大変人気があります。
LINE集客のやり方は、1段階目は、自社ブログやYouTube、ディスプレイ広告などで発信をします。そこで気に入ってくれた人が、2段階目としてLINE追加をして、詳細を問い合わせする際のWEB集客ツールとして活用します。また、顧客にお得な情報を通知して、再来店に向けた営業促進ができます。
ただし、LINEユーザーが多い分、悪質な業者による乗っ取りも多発していますので、LINE以外でお客様情報を管理しておくことも必要です。
解決策3-5:SNS集客ツール「YouTube(ユーチューブ)」
WEB動画を配信するプラットフォームはいくつかありますが、その中でも圧倒的に人気を集めているのがYouTubeです。
多くのSNSは、タイムラインなどで情報が流れる「フロー型」が多いので、タイミングを逃すと見落としもあります。しかし、YouTubeは「ストック型」でコンテンツが蓄積される特徴があり、アーカイブから情報を引き出せる強みを持っています。
YouTubeは、「検索意図を考える・タグ付け・タイトル・説明文」など、わかりやすく整理整頓しておくと、視聴者をスムーズに目的のWEBコンテンツへ誘導できます。
解決策3-6:SNS集客ツール「TikTok(ティックトック)」
TikTokは、ひとつの動画からすぐに拡散が起こりやすいという特徴を持っています。また、 動画の評価が高かった場合、その動画が再利用されて何度も「おすすめ」に表示されるので、継続して認知拡大できます。
1コンテンツあたり3分まで動画投稿できるよう時間が拡大したことにより、企業アカウントを持っている方にとってはメリットが増えました。
また、TikTokは、2022年の始まり頃はユーザーの平均年齢が17歳と言われていましたが、2022年中頃には平均年齢が34歳まで上がっているのでWEB集客しやすい時期です。
このように、WEB集客をする際は、各SNSの伸び時期に合わせて行動をすることも大事です。
SNS集客・WEB集客の事例解説6つ
WEB集客をする目的として、オンラインのみで完結することの他に、リアル店舗にお越しいただくオフラインがあり、これを「O2Oビジネス」と言います。
今回は、当社から見て上手だと思う、O2Oビジネス事例5つと、オンラインで完結する事例1つ、計6つのWEB集客事例をピックアップしました。その中には、複数のWEB集客ツールを組み合わせて運用している方もいます。
SNS集客・WEB集客ができない…という悩みを解決するために、業種とツールの選定と使い方の良さについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
WEB集客事例1:YouTube「アトム法律事務所」
先ず最初のWEB集客事例ですが、YouTubeのショートを活用して、日常的な事柄を題材に、法律の豆知識を教えています。「へぇ~」と言いたくなるような内容で、次のコンテンツも続けて視聴したいと思わせる魅力を持っています。また、ひとつあたりのコンテンツが短編で終わるので、隙間時間を使って気軽に視聴できます。
YouTubeが流行る前は、オウンドメディア(企業ブログ)にてWEB集客をしていた法律事務所がたくさんありましたが、活字が苦手な人も、動画で楽しく法律を知ることができるようになりました。
ここでのポイントは、「楽しく知識が学べる」ということで、そこがWEB集客の成功につながっているのではないでしょうか。
弁護士の方も営業職なので、WEBを通じて人柄や力量をアプローチする機会があると、いざ視聴者が法律を必要とするときに、安心して指名もできますし、担当弁護士と打ち解けやすくなるでしょう。
WEB集客事例2:TikTok「キッチンカーのピザ屋」
2つ目のWEB集客事例として、キッチンカーで移動販売をしているピザ屋さんが、TikTokを使って営業していました。ピザのオーダーを受けて、商品を作っているところを生中継しています。
ピザ生地をこねるテクニックや、手際の良さを映しているだけですが、なぜか?見入ってしまいます。
WEBを通じて動作を見せるだけで集客になっており、「いつ・どこへいきます!」という次回予告で、ファンも来てくれます。手仕事をしている方は、WEBを存分に使って、技を披露すると良いと思います。
また、TikTokライブ配信は「投げ銭」による収益化ができるので、リアル店舗に向けた集客活動をしながら、新たな収入口を増やせます。
WEB集客事例3:オウンドメディア(企業ブログ)「神田外語院」




3つ目のWEB集客事例として、語学専門学校が、語学に関連する職業の情報をブログで発信をしています。
よくあるWEB集客方法として、過去の企業実績でアピールするやり方がありますが、この企業ブログは、未来像がわかる作り方で、入学検討中の子供や保護者に目線を合わせたアプローチでWEB集客を行っています。
この学校のように、WEBを通して視聴者が数年後のイメージまでしやすいコンテンツ設計をすることは、WEB集客を行う上で大変重要です。
とても良いWEB集客の事例だと思いました。
WEB集客事例4:公式LINE「ローソン」


4つ目のWEB集客事例として、LINEの公式アカウントによる追客(リピーター様)向けた情報発信です。その中でコンビニ運営をしているローソンは、公式アカウントに登録しているユーザー様が150万人ほどいます。追客(リピーター様)向けにWEB集客をしており、新商品の情報やお得なクーポン券が受け取れるので大変人気です。
その中で、Lチキという商品通常128円で販売していますが、LINEを通じて「Lチキ・半額クーポン」を発行したところ、10万人の方がリアル店舗に来店しました。
広告宣伝に対する考え方
このO2Oビジネスの成功事例は、予算はかかりますがWEB集客として大変理想的です。
殆どの方がローソンを利用したことがあると思いますが、元々はテレビCMを使うなどの集客をしてきました。宣伝を強化したことで現在があるのですから、集客に予算を投じることは大切なことです。
WEB集客事例5:Twitter・ブログ・メールマガジン「3つのWEBを使った集客」
5つ目のWEB集客事例として、「ブログ運営のノウハウ提供」をテーマにしている、個人ブロガーです。
検索エンジンのSEO対策をする他、毎日Twitter投稿を行って集客しています。WEB運営のやり方も解説していますが、ユーザーを応援するような言葉もたくさん発信しています。
WEBサイト構築は道のりが長く、1年・2年…と時間がかかりますが、諦めなかった結果を公開をしているので、これからSNS集客・WEB集客をしたい人にとっては励みになります。その結果、メルマガ登録の募集をしたときも、多くのファンをWEBで集めることができました。
Twitter・ブログ・メールマガジンのツール選定3つと、計画的に運用しているので全てが有効的です。
WEB集客事例6:Instagram・YouTube・LINE「3つのSNSを使った集客」
6つ目のWEB集客事例として、YouTubeを使ってSNS集客をしている美容師さんです。お客様の毛質・悩みごとに丁寧な解説をしています。また、「美容師への伝え方」がわかる内容になっているので、視聴者にとって大変役立つ情報です。
視聴者が遠方で行けない美容室だとしても、「チャンネル登録」「広告視聴」「視聴再生回数」「いいね!ボタン」「拡散」で、応援で返すことができます。これが、SNSやWEBを利用する最大のメリットです。
WEB集客というのは、リアル店舗に来てくれる人の他に、WEBで応援してくれるファン、どちらも必要な存在です。
また、美容分野はInstagramでもWEB集客ができるので、その性質を活かして両方を活用していますし、さらにLINEを使った予約システムにしているので、SNSを3つ使用しています。
6つのWEB集客事例の共通点
今回は6つほど参考にさせていただきましたが、どれも素晴らしい内容のWEB集客事例でした。
6つのWEB集客事例の共通点として、業種や職種に合ったWEBやSNS選定をしていることがわかります。また、ペルソナを意識しながらも、段階的に幅広いお客様をWEB集客するための工夫もされています。
年代別に合わせた集客用のWEBコンテンツを作るという点では、「WEB集客事例6 美容師さん」は、タイトルの付け方を見るだけでも、とても参考になります。
そして、WEB構築期間も1年~3年と個人差があり、テーマ(ジャンル)次第で、WEB集客の成長スピードは異なることもわかります。ですが、今回紹介しましたWEB集客事例は、しっかりマーケティングを行った上で、地道にWEB集客活動してきた結果が実績になっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。WEB集客は、年々競争率が高くなっているため、ひとつの事業として捉えて集客活動をしている方が増えていますので、計画案をしっかり立ててから行動すると良いと思います。
以下にて、今回の内容を簡単にまとめます。
WEB集客できない理由
- マネタイズ設計ができてない
- SNS・WEB運営が楽しくない
- ターゲットに合わせた設計をしていない
- 有料広告を利用していない
- SNSやWEB集客ツールの選定ミス
WEB集客ができない理由というのは、一つひとつ確認していくこと以外見つけ出す方法がないので、上記4つのうち当てはまる項目がないか?しっかり確認をしましょう。
また、WEB集客の成功事例6つを挙げて解説しました。どれも目的に合わせたやり方で、集客が上手だと思います。非常に勉強になりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
そして最後に、これからも人材雇用をした経営方針の皆さまへ。本格的なテクノロジー時代に入ろうとしている現在、「この10年以内に世の中は大きく変化する」とも言われており、新しい社会の在り方が大変注目されています。
そこで、日本が目指す未来と、事業成功させる新商品やサービスの探し方について、当社の考えをお伝えします。
最後に【当社の考え】事業成功させる新商品やサービスの探し方


今後さらにIT技術が進化して、IoT・ビックデータ・5G通信・AI・ロボット・VRなど…、次々と画期的なモノが生まれ、社会が変化しようとしています。私たちは、新しいテクノロジーを上手く使い企業活動をして、時代と共に生きていくことになります。
「人とテクノロジーが共存していく」と言いますと、人間らしさを失うのではないか?と思われがちですが、時代の変化を否定することなく、且つこれからも人間らしさを活かすことで、偏りすぎない生き方を推奨しています。
それを踏まえた上で、読み進めていただければと思います。
テクノロジー時代に変わることを、「第四次産業革命」と言いまして、平均して70年に一度のペースで起きているものです。日本でも産業革命は始まっており、「Society5.0(ソサエティ5.0)」というプロジェクト名で公開されています。
Society 5.0(ソサエティ5.0)では、主にAIを使った技術をメインとしていますが、最近のニュースから「昆虫食」・「SDGs」・「ChatGPT」などの話題が関連しています。
また、世界の課題である「SDGs17の目標を達成するためにはAIが必要」と言われており、SDGs・Society5.0・AI・第四次産業革命は、ひとつの線でつながっています。
産業革命の特徴
産業革命が起きると、「今ある物がなくなり、新しい物が生まれる」という特徴があります。
テクノロジーの進化によって、単純作業などはロボットに任せるので、人間の働き方は変わります。個人が充実した生き方ができる社会になり、やりがいのある仕事が選ばれやすくなります。
事業者としては、従業員が働きがいを感じるような仕事を提供していくことが必要になります。また、人材雇用をするにあたって、従業員とテクノロジーを組み合わせて運営できる仕事を選ぶと良いです。
そのためには、Society5.0の目指す未来像と、プロジェクト内容まで詳しく知ると、新しい社会に合った事業が見つけやすいと思います。
当社から事業主様への特典として、これからニーズが増える事業や、新しい事業アイディアの出し方、人間だからできる仕事など…、各ページの最後に「事業ヒント」になることを掲載しています。
少しお時間をいただきますが、日本が目指すSociety 5.0の社会ついて、理解を深めていただければと思います。
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※紹介記事:第四次産業革命【Society 5.0とSDGsの関係性】AI時代に活躍する新規事業ヒント
ということで、今回は以上です。
\ お問い合わせ受付中 /
新規事業をはじめてみたい方、事業内容を見直したい方、DX導入の判断に迷われている方、「WEB知識」を高めたい方、集客したい方など…、IT系以外のご相談も受付ていますので、お気軽にお問い合わせください。
——MED WEB INFINITY
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